【大阪・関西万博】「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」イベントレポート③

【大阪・関西万博】「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」イベントレポート③

6月24日、泉大津市が、大阪・関西万博で「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」を開催し、食や健康、地球規模の社会課題解決に向けた活動など、泉大津市の取り組みを世界に発信しました。

今回はイベントレポート②に引き続き、ステージイベントの様子をお伝えします!

認知症予防・改善プロジェクト ~認知症は予防できる!?~

現在、日本では認知症になる高齢者が年々増えていて、2050年には586万人に達するといわれています。それは、本人だけでなく、介護を行う家族や社会にとっても大きな課題です。
イベントステージでは、そういった社会課題をアニメで説明し、泉大津市の「泉大津市オリジナル認知症予防ダンス」の取り組みを紹介しました。「泉大津市オリジナル認知症予防ダンス」は、高齢になっても自分らしく、元気に暮らし続けられるように、東京大学先端科学技術研究センターと連携し開発したものです。ステージ前半では、アニメ終了後に、市内のシニアダンスチーム選抜メンバーがパフォーマンスを披露しました!

ステージ後半のトークセッションでは、東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員 宮崎敦子さんと南出市長が登壇。泉大津市は宮崎さんと認知症予防プログラム事業に取り組んでおり、宮崎さんの協力で、泉大津市オリジナル認知症予防ダンスが作成されました。

また、シニアダンスチームにはこの認知症予防ダンスを踊ってもらい広めてもらう一方で、ダンスチームのメンバーの認知機能と身体機能の計測を毎年行ってきました。会場では、その計測結果を発表。認知機能、身体機能、記憶力に改善が見られたそうです!

宮崎さんによると、認知機能は視空間能力(その場所に何があって、自分がどこにいるのかという位置関係を把握する能力)に関りがあり、この視空間能力は加齢に弱いが、シニアダンスチームのメンバーは上がっているそう。普通に生活していると加齢によって衰えていく能力が、ダンスによって改善されているんですね!
今後も認知症ダンスを広げ、誰もがいきいきと過ごせるまちづくりをするということです。

「食」から日本を元気に!農業連携プロジェクト~お米を食べるだけで健康に⁉食と農の未来を考えよう~

「食べものが、いつも当たり前に手に入る」――それって、実はとても大切で、むずかしいことなんです。最近ではお米が手に入りにくくなったり価格が高騰したりしていますね。これまで、お米以外でも、いつも当たり前に食べていたものが急に手に入りにくくなったりすることもありました。
ステージで発表された5つ目のプロジェクトは、泉大津市が取り組む「食」への取り組みです。

ステージには、東洋ライス株式会社 代表取締役の雜賀 慶二さんと南出市長が登壇し、日本の農業を持続させ、未来の食を守るためには何をすれば良いのか、を語りました。
泉大津市では、当たり前に食べているものが食べられなくなるのを未然に防ぐために、“都市型地域”と“農山村地域”が連携し、未来の食や農業を支える新しいチャレンジ「食のサプライチェーン改革」を始めています。生産地から農薬の使用を抑えた体に良いお米を直接購入しています。
さらに、2022年12月に東洋ライス社と包括連携協定を締結し、生産者から購入した玄米の栄養を残した「金芽米」に精米して、学校給食や妊婦に対して提供してきました。

2024年度のお米の収穫状況や流通状況などから、2025年においても「米不足」になる可能性があることから、「非常事態下における市民への金芽米の供給に関する覚書」を締結し、市外からの流通の途絶や異常気象による不作等により市民が食糧を確保することが困難な状況になった際に、「新たな精米法」による「金芽米」を市民に供給可能な体制を構築していました。お米が手に入りにくくなり価格が高騰している現在、泉大津市は市民向けに「金芽米(きんめまい)」の特別販売を実施するということでも話題になりましたね!
南出市長は雜賀さんに「一緒に日本の未来と世界の未来と地球の未来を救っていきましょう」と呼び掛けていました。

また最後には会場の方へ金芽米をプレゼント!皆さん笑顔で受け取っていました!

共創パートナー「泉大津市」 ~あたらしいがあるらしい 泉大津市~

「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」のトリを飾ったのは南出市長による「泉大津がなぜ挑戦を続けるのか」泉大津のまちづくりをテーマにした発信です。

泉大津の街や歴史の紹介から、今後泉大津市として実現したい世界観など幅広く語っていました!
こちらの詳細は次回のレポートで詳細をお伝えします!

「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」では、先進的な泉大津市の取り組みが色く発信されました。
今後の泉大津市の発展と世界を変えていく取り組みに注目しましょう!