「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」イベントレポート④ 持続可能な未来に向けた泉大津市の挑戦

6月24日、泉大津市が、大阪・関西万博で「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」を開催し、食や健康、地球規模の社会課題解決に向けた活動など、泉大津市の取り組みを世界に発信しました。
イベントの最後には泉大津市の南出賢一市長が、改めて泉大津が行っている社会課題解決に向けた取り組みの振り返りや、チャレンジを続けていくことへの重要性について訴えました。
健康と長寿に関する取り組み
まず、人口増加、環境問題、日本の国力相対的低下という現代の課題について認識を共有し、食と健康の問題への取り組みが人類共通の課題であることを確認しました。医療費上昇の現状において、食べながら健康になることで医療費削減の可能性について話し、科学技術やテクノロジーに注目が集まる中、自然の中の一部であるという基本的な認識の重要性を強調しました。
泉大津市では、自然と科学技術の融合による官民連携市民参加型の取り組みを行っており、1日でも長く自分の足で健康に歩いて暮らせる環境づくりに取り組んでいます。認知症予防や、日本の農業を守り食べながら健康になることを実現する方法を模索していて、そのような健康づくりの実証実験を通じて、着実な進歩を確認していると報告しました。
環境と生物多様性の保全
環境への取り組みについては、水質浄化の実証実験を実施し、水の中の微生物から元気にしていく取り組みを行っていて、自然環境を豊かにし、生物多様性を向上させることで人間の健康にも寄与すると主張。環境問題解決と健康づくりを同時に実現する手法を開発し、地域の自然環境保全を通じて、持続可能な社会の実現を目指すと話しました。
万博での発表と成果
万博で今回のイベントを行った成果については、国や世界の政治が混乱を極める中でも、着実に豊かに健康に生きていく方法を見つけることができ、地元から希望の道標を作り上げ、それを示すことができた、と主張。万博という貴重な機会を通じて、町に対する愛着、誇り、仲間意識、絆を高めることができたとともに、公式の場所で行った取り組みを記録として残し、将来世代への道しるべとすることが重要だと強調し、将来困ったときに、大阪万博での取り組みが人類が豊かに生きるヒントとなることを期待している、と話しました。
今後の方向性と協力体制
日本と世界が豊かな方向に進むための第一歩として、今回のチャレンジを位置づけており、
「1人で100歩よりも100人で一歩進む」という協力の重要性を強調しました。
泉大津市では企業や市民と連携して、社会実験、社会実証実験、新たなチャレンジを継続的に続けていく意志を表明し、困難な状況でも笑いながら明るく楽しく、結束を固めて向かい風を乗り越えていく姿勢を示しました。
地域から始まる健康と環境の改善が、日本そして世界の社会変革につながることへの期待を示し、職員や市民と共にこれからもチャレンジを続け、日本、世界、地球を守り、「いのち輝く未来社会」を一緒に作っていくことへの呼びかけを行い、今回のイベントを締めくくりました。

「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」のイベントレポート記事
イベントレポート①展示ブース
イベントレポート②ステージイベント前半
イベントレポート③スタージイベント後半