【大阪・関西万博】「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」イベントレポート②

【大阪・関西万博】「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」イベントレポート②

6月24日、泉大津市が、大阪・関西万博で「IZUMIOTSU TEAM EXPO 2025」を開催し、食や健康、地球規模の社会課題解決に向けた活動など、泉大津市の取り組みを世界に発信しました。

今回はステージイベントの様子をお伝えします!

ステージイベントでは、「あしゆびプロジェクト」「水質改善プロジェクト」「SUS-ENE合成燃料普及促進プロジェクト」、「認知症予防・改善プロジェクト」「農業連携プロジェクト」の5つのプロジェクトを、アニメやアクターによる演技などでストーリーにして発信。

2050年にタイムスリップし、いのち輝く未来の泉大津市を巡ります。さらに、泉大津の南出賢一市長とそれぞれのプロジェクトの先駆者とのトークセッションも用意されていました。

「あしゆびプロジェクト」~健康な体づくりはあしゆびから!~

泉大津市では、 “あしゆび”の重要性に着目し、正しい姿勢や動作を身につけることで、体幹を整え、生涯寝たきりにならなず自立した生活を送ることを目指し、市独自の「あしゆびプロジェクト」に取り組んでいます。

ステージでは、「あしゆびプロジェクト」をわかりやすく伝えるアニメーションと共に、アニメに合わせてアクターたちが実際に演技も披露。足の指が体を支えるだけでなく、健康を支えるための重要な役割をしていることや、足指を鍛える体操なども紹介し、舞台を見ているような感覚で、足指を鍛えることの大切さを学ぶことができました。

後半は、泉大津市の南出賢一市長とウェルネスネット株式会社の代表取締役専務の谷口範尚さんとこども体育あそびnet. の宮原 隆さんのトークセッションが行われました。
あしゆびプロジェクトを始める前は年長の子どもで25メートル走の平均が6.5秒だったのに対して、昨年度は6.17秒に縮まったことや、立ち幅跳びの距離も長くなったなどの実績をもとに、プロジェクトの効果を報告。幼少期から足指を鍛える大切さを発信していました。

水質改善プロジェクト~泉大津の海を豊かに~

2つ目に発表したのは「水質改善プロジェクト」です。
 水の中の酸素が足りなくなると、豊かな海を保つことができなくなります。
そこで泉大津市は、泉大津フェニックス周辺海域の水質改善を目指し、実証実験を行っています。具体的には、ナノバブルを利用して海中に酸素を供給し、微生物の活動を活性化させることで、海水の浄化を促進する技術を試しています。

トークショーでは南出市長と水質改善プロジェクトを進めているes株式会社の代表取締役の杉山 孔太さんが登壇。
実際の泉大津の海の様子が映し出して、効果を披露していました。透き通った海水でスズキなどの魚の姿もあり、大阪の海とは思えない映像でした!是非、映像で見てみてくださいね↓↓


酸素が増えると、微生物や魚が元気になり、海が少しずつよみがえっていくそうです!
豊かな海を取り戻して、人と自然が共存できる街を泉大津は目指しています✨

SUS-ENE合成燃料普及促進プロジェクト~未来を動かす”次世代エネルギー”の秘密に迫る~

泉大津市は次世代エネルギーの普及も目指しています。「SUS-ENE合成燃料普及促進プロジェクト」では、二酸化炭素と光から生まれる、次世代のエネルギー“SUS-ENE合成燃料”が紹介されました!

冒頭のアニメと演劇では、私たちの暮らしを支えているエネルギーの自給率について言及しました。実は、日本で使っているエネルギーの約9割を海外に頼っているんです。地球温暖化やエネルギー資源の確保に対する不安が深まる今、注目されているのが、次世代のエネルギー“SUS-ENE合成燃料”なんです。

泉大津市は有限会社ティー・エヌ・プランと連携し、サステイナブルエネルギー開発株式会社の協力のもと、新たなエネルギー確保の手段として「合成燃料製造装置」により生成した合成燃料を活用した実証実験を市内にある助松公園で行っています。

実証実験では、光とCO₂を用いて合成燃料を生成し、その燃料で発電を行います。災害時には非常用電源として、平時には助松公園や市のイベントなどの電力として活用することをめざしているそうです。

トークショーにはサステイナブルエネルギー開発株式会社の代表取締役社長の光山 昌浩さんも登壇し、二酸化炭素と水で作ることができる画期的な未来のエネルギーの説明や、今後、泉大津市と取り組んでいくないようについて話していました。
泉大津市は「エネルギーの地産地消」を目指しているんですね!

→ほかのプロジェクトについてもイベントリポート③で報告します(近日公開)