「大津おどり」の伝統を新しいスタイルで継承!泉大津のオリジナル盆踊り「REIWA盆ダンス」に注目!3月22日にはイベントも開催

「大津おどり」の伝統を新しいスタイルで継承!泉大津のオリジナル盆踊り「REIWA盆ダンス」に注目!3月22日にはイベントも開催

泉大津には子供も大人も楽しく踊れる「REIWA盆ダンス」があるのをご存じですか?新しい夏の風物詩としても期待されています。
「ダンスの街泉大津」が生み出した新しいスタイルの盆踊りをご紹介します!

「REIWA盆ダンス」は、日本の伝統文化である「大津おどり」から生まれた新しいスタイルの盆踊りです。

無形民俗文化財に指定されている「大津おどり」は、江戸時代から受け継がれている盆踊りで、始まりはカニの供養だったそうです。

元禄年間(江戸時代・徳川綱吉将軍のころ)に国の生活は苦しく、お百姓も食べ物にも困る日が続きました。そこで殿様から「新田開発」が命じられます。泉大津でも、庄屋さまが自分の財産を使って 大津川一帯の荒れた土地を開拓して新田を作りました。ところが、折角作った田んぼにおびただしい数のカニがわき出て、稲を食い荒らしました。困った人々は、新田を守るためにカニ退治を行いました。その時たくさんのカニが犠牲になりました。心のやさしい泉大津の村人は、犠牲となった「カニ」を供養するため、新田の近くに「カニ塚」をつくり、お盆にはカニ供養のための踊りを踊ってカニをなぐさめました。この踊りが「大津おどり」の元になったと言われています。

あすとホールHPより

こんな伝統ある「大津おどり」ですが、最近では踊る人はめっきり少なくなってきました。

そこで、泉大津市では次世代の子どもたちに継承するため、大津おどり保存会をはじめ、泉大津市の地域のコミュニケーション・スペースの「あすとホール」、地元団体や有志などで構成する「いずみおおつ盆ダンスでつながろうプロジェクト」を始動させました。
軽快なリズムと動きで、子どもたちにも覚えやすい新しい盆おどりを創作。「令和」への改元を記念し、「REIWA盆ダンス」と名付けられました。

「REIWA盆ダンス」紹介動画(YouTube)

「REIWA盆ダンス」は、「大津おどり」がつくられた歴史的背景と現在の風景を織り交ぜて、地元ジャズシンガーMEGU:ADAWASさんが、8ビートの曲調で作詞・作曲し、音頭をとります。また、このプロジェクトに賛同した若手ミュージシャンが「BonDance CRAB BAND」を結成し、演奏を担当しています。
振り付けには、市が面する大阪湾、波やカニなどの動きで構成しているほか、原形である「大津おどり」のお囃子と振り付の一部を取り入れ、振り付けは、泉大津市総合型地域スポーツクラブ(OZUスポ)でキッズダンス教室を指導する「ダンススタジオきらり」の主宰者、多田映子さんが行いました。

こうして生まれた新しい形の盆おどりを、「いろんな人に知ってもらって楽しんでほしい」という思いを持った泉大津の高校生がPRをしてくれました。高校生がレクチャー動画をYouTubeで配信したり、高校生たちが指導者となり市内の小学生にレクチャーしたりして、認知を広めてきました。
日本の伝統を継承する「REIWA盆ダンス」。新しい夏の風物詩として注目されています!

「東雲公園市民納涼民踊大会」の様子(Instagramより)
泉大津市内の夏祭りの様子(Instagramより)
泉大津市役所から公式アンバサダー募集告知をLive配信
ダンスのレクチャーの様子

3月22日(土)には、「REIWA盆ダンス」を皆で踊るイベントも開催します。
振付を知らなくてもオッケー!浴衣でも洋服でも関係なし!
南海本線・泉大津駅前で開催される「アルザ盆ダンスフェス」で、新しい盆踊りを体験してみてください!


練習用の動画もありますので、参考にしてくださいね!

【アルザ盆ダンスフェス】
開催日時:2025年3月22日(土) 17:00~20:00
場所:アルザ泉大津(南海本線・泉大津駅前)
   大阪府泉大津市旭町18-3